2023.08.22

海そばで、夏を満喫!

special issue

 

ということで、今回は4件のお店をご紹介します♪

 


 

おいしいモーニングからはじまる贅沢な島時間。

 

2階へとつづく階段を1歩ずつ上ると、あたり一面に海が広がる。「こんな朝焼けのような空も好きなんです」と話す店長の長島さんは垂水出身で大の海好き。子育てが落ち着いてから10年間、ずっと“人が集まる場所をつくりたい”という夢を持ち、「海が見えるところ」を絶対条件として出会えた古民家をリノベーション、2年前の7月にオープンした。当初はモーニングの予定はなかったらしく、常連さんの「ここは漁師町やからみんな朝早いねん。モーニングしてほしいなぁ」というリクエストがきっかけだったそう。営業時間を早め、モーニングをはじめるとご近所さんはもちろん、島外の方も此処を淡路島旅行のスタート地点に決める人が増えたという。モーニングは自家製のトーストやジャム、淡路島産にこだわった野菜を使用し彩りゆたかで目にもうれしい。刻々と移り変わる海の表情を眺めながら、朝から気持ちいい1日をスタートしてみよう。

 

 

テラス席は2名まで。明石海峡大橋を一望でき、なんとも贅沢な時間を過ごせる。ソファ席からも海の景色を楽しめるよ。

ちょこんとテーブルの上に置かれていた双眼鏡。海を渡る船を見てもいいし、鳥を見てもいいし、使い方は自由!

2階へのフードはおかもちで
持ってきてくれる。その様子がとても
チャーミングだったのでパチリ。

クロワッサンサンドイッチ¥1,380(左)と
トーストセット¥980(右)
(トーストセットは8:00〜11:00のみ注文可能)
お店の人気ツートップ。

 

\旅行も大好きな長島さん。パリやタイで買い付けた食器なども店内で販売中!/

FUNFUN
淡路市岩屋1531-2
8:00〜17:00(L.O.16:30)
定休日:水・木曜+不定休
IG:@funfun_awaji
Pあり


 

BBQも海水浴も!思う存分海をひとり占め。

 

鳥飼浦にある「なかのストア」がプライベートBBQをオープンしたのはおよそ2年前。コロナ禍真っただ中のことだった。海に行きたいけど、密が怖い。そういう声が多くお店に届いたことがきっかけだったという。BBQスペースは1日1組限定なので、気の置けない友人や家族、カップルで思う存分ゆったりくつろぐことができてお腹も心もこの上なく満たされる。飲み物やアイスなどは併設しているなかのストアで購入可能だが、食材は基本的に全て持ち込みなので、大事なお肉や野菜の準備を忘れずに。こちらのうれしいポイントはなんと海水浴までできちゃうところ!BBQエリアの真下は砂浜で、降りるとそこはプライベートビーチ。店長の中野さんに話を聞くと、貸切なので人目を気にせず過ごせ、浅瀬なので小さなお子さんも安心して海で遊んでいるそう。さらに釣りもできちゃうらしい。美しいサンセットも必見なのでこちらもお楽しみに。

 

アメリカ製のガスBBQグリル。ガスなので大変な火起こし不要、すぐに火がつけられて便利!

 

※イメージ

 

ゆったり楽しめるプライベートビーチ。

 

なかのストアのドリンク棚。ガラス扉に書いてある手書きのプライスがいい感じ。

 

 

お店前に3体の飛び出し坊やを発見。イラストは店長の中野さん(左)が書いたそうで、淡路島にちなんで玉ねぎの輪郭になんともゆるかわいい表情がグッド。玉ねぎ3兄弟として、太郎・次郎・三郎と名付けているらしいが、どの子が誰なのかは不明らしい(笑)。

《info》
1組8名まで(超える場合は応相談)ペットOK
使用料¥20,000(税込)※食材は持ち込み
予約はHPまたは電話にて
冷蔵庫・温水シャワー・トイレ付

 

海庭BBQ Nakano

洲本市五色町鳥飼浦408
0799-34-0018
11:00〜18:00(春夏限定営業※2023年は9月中旬頃まで)
定休日:不定休
完全予約制
IG:@uminiwa_bbq_nakano
Pあり

 


 

ビール片手に海さんぽ。こだわりの島ビールを味わおう。

 

夏と言えばビール!今年の6月にオープンしたばかりのこちらのブルワリーは大阪から移住した河野さん夫妻が営んでいる。大学で農業を学んでいた河野さんは、大阪でお酒(日本酒と地ビール)の会社で経験を積んでいくうち、農業とビールを組み合わせた地域循環型のビールを作りたいと思うようになり、新天地の淡路島で挑戦を始めた。河野さんのおじいさんが鹿児島県徳之島出身で昔から島になじみがあったこともあり、自然と海のそばでお店探しをしていたそう。森果樹園の「なるとオレンジ」や都美人酒造の「麹」、五色浜の「海塩」など島の生産者さんとのつながりを大切にしながら日々ビール作りに励んでいる。慶野松原までは徒歩10分。波風に揺られながら、ビール片手に海さんぽしてみてはいかが。キャンプなどアウトドアでも重宝しそう!

 

\缶のイラストもかわいい!/

ビールは全部で4種類。

左から、

SESSION・・・隠し味に五色浜の海塩を使用。

BELGIAN WHITE withなるとオレンジ・・・ほんのり苦味と爽やかな香り。

THE WEST COAST・・・柑橘系のフルーティな香りが際立つ。

BRUT HAZY IPA・・・麹の旨味をプラスして深みがアップ。

 

\グラスを持参して注ぐのもいいね!/

量り売りOKで、お店オリジナルのグラウラーも販売している。量り売りビールを購入する場合は、できるだけ耐圧の入れ物を持参しよう。

ピカピカのビールタンクがずらり。年間に約15000L製造を目指している。

 

波風を感じながら、心ゆるめる時間を過ごそう。

 

NAMI NO OTO BREWING  (ナミノオトブルーイング)

南あわじ市松帆古津路714-1
0799-20-6217
営業日:金・土曜 11:00〜15:00(土曜は17時まで)
IG:@naminootobrewing
販売のみ
Pあり

 


 

 

火を囲んで過ごすチルな時間は、楽しくて、心地いい。

 

焚き火カフェってどんなカフェだろう・・?そう思って今回訪れたのは平均年齢23歳!のフレッシュな若者たちが運営する「emo TOKYO」。スタッフの皆さんに話を聞くと、焚き火を囲みながら音楽に耳を傾けたり、限定フードメニューを食べたり、なんともチル(まったりとくつろぐ)な時間を過ごせるらしい。もともとは海外に焼き芋を広めたい思いで開始した事業だったが、コロナで海外渡航が中止になり、新しい事業として焚き火カフェをオープンしたんだそう。1号店の兵庫県猪名川店では陽が落ちて焚き火の灯りの中で音楽イベントも開催するなど、お客さんとスタッフとのほどよい距離感や、リラックスした雰囲気が人気なのだとか。淡路島店もこれから音楽イベントを行う予定とのことでさらにチルさがアップしそう!1日の終わりに、海辺でサンセットを眺めながら語り合う大切な時間。いつもとは違う非日常をぜひ。

 

焚き火エリア限定のフードメニューも予定。目の前の焚き火で炙ることができるマシュマロはアウトドア気分も味わえて楽しい。

 

夜の雰囲気もまたいい感じ。陽が落ちて真っ暗になると一層火の揺らぎを感じられる。

シンガーやモデル、デザイナーなど、それぞれ異なるバックグランドを持つスタッフさんたち。メンバー1人1人が楽しんで毎日を送ることをコンセプトに、カフェだけにとどまらずアパレルや農業など、多くの分野まで幅広く事業を展開中。

カフェの横にはゲストハウス(クニウミ之チ)もオープン予定なので、帰りの時間を気にせず存分にチルタイムを過ごしたあとはそちらで宿泊もオススメ。

《info》

焚き火エリアについて(通常のカフェ席もあり)
焚き火のピット使用料: 1人1500円(税込)
2時間制ワンドリンクあり。
席数:最大8名×2スペース=計16席

 

焚き火カフェ emo TOKYO 淡路島店
淡路市深草227-3
080-5706-0169
11:00~14:00、15:00~20:00
定休日 木・金曜
IG:@emo_tokyo_awaji
Pあり

 


 

~編集後記~

取材をしていたのがちょうど6月下旬ごろで、梅雨真っただ中でした。
もう少し早く動いていたらよかったのですが、
隔月であわあわしております。チル子です。

当初の取材日が土砂降りの予報だったので、
急遽日程を変えていただいたり、調整いただいたりなど、
今回もたくさんご協力いただきました。
ありがとうございます。

梅雨が明けて、真っ青な空に、海に、
取材に向かう途中の車の中でハッとする景色に出会う度、

あぁ、こういう写真を誌面に載せたかったな・・・。

と少し落ち込むのですが、天気だけは予測できない・・・
と思い直しました。

もうすぐ夏が終わりますが、
夏らしいことをしていないという方、

ぜひ今回のご紹介したお店さんたちに行って、
海のそばでゆっくり過ごしてみてくださいね。

 

<取材・撮影>チル子
※写真一部提供あり
※情報は2023年7月末時点のものです

ダン編集部

この記事を書いた人

ダン編集部

淡路島の地元情報誌ダンの編集部です。


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