2023.09.22

秋だよ!ごはんもの大集合

special issue

暑い夏が終わり、食欲の秋がやってきます!

今年もおいしいものを頬張って天高く肥えましょう!!

 

今回紹介するお店はこちら

 

1.麺処 もへいじ

 

2.淡路島肉丼製作所 牛と米

 

3.mong carry

 

4.N‘cafe(長澤納豆店)

 

5.石挽きそば 丸中

 

 

1.麺処 もへいじ

地元に愛され店のハイブリット丼。その名も「もへ丼」。

もへ丼  ¥980

昭和52年の創業当初からある「もへ丼」。淡路牛・地鶏・淡路島玉ねぎと地元食材をふんだんに使った他人丼と親子丼が合わさったようなオリジナル丼。天かすも乗っているからハイカラ丼のようでもある。いろいろな食材が入っているけれど、ふんわり卵がすべての食材をおおらかに包みこみ、やさしく老若男女問わずみんなが好きなお味。大きな海苔と紅ショウガがついているのも◎「もへ丼」という名もついつい頼みたくなる愛嬌があっていい。

定食で注文するとついてくるミニうどん。お出汁は、北海道から仕入れた一等級の昆布と数種類の鰹からひいているそう。手打ちうどんもコシがあってモチモチとおいしい。

※もへ丼定食は¥1,340(ミニうどんorミニそば・一品付き)

取材ついでに前から気になっていたもへいじの店名の由来を聞いてみた。みんなが親しみやすく覚えやすい「へのへのもへじ」の「もへじ」をとり、長いうどんをイメージして「へ」をのばし「もへ~じ」→「もへいじ」にしたんだそう。

店内のいたるところに愛嬌たっぷりのもへちゃん&もへ子(?)ちゃんが。ちなみに店内の巨大もへちゃんの身体などは先代の妹さん手作りなんだそう。そんなアットホームなエピソードもやさしいお味のうどん屋さんにぴったり。

さらにおまけ

もへいじといえば、年中食べることができるおでんも人気。イチオシはこんにゃくで、しっかり切り込みを入れているからお出汁が染みておいしい。また、丸太のように大きな大根も◎。一部の常連さんは鍋やタッパーを持参で訪れるらしく、そこへ直接お出汁とおでんを入れてくれるらしい。このサービスはみんな利用できるそうなので、ぜひ自宅の鍋持参で訪れよう。今年の冬はおうちで、もへおでんが淡路島のひそかなブームになるかもしれないね。

麺処 もへいじ

洲本市下加茂1丁目569-1

TEL.0799-24-3570

定休日:木曜日

営業時間:昼11:30~15:00(L.O.14:30)

     夜17:00~20:30(L.O.20:00)※夜の部は金~日・祝のみ営業

https://awaji-moheiji.com/

2.淡路島肉丼製作所 牛と米

極上和牛をあの手この手で美味しく食べてやる!

薬味楽しむ牛まぶし特選ステーキと米

\2,500

特選ゆえに脂がしっかりとのった薄切りの牛肉は、火を通しすぎると脂を失い、火の通りがあまいと脂がくどくなってしまう…そんな扱いつらい特選和牛を絶妙の火加減で美味しく仕上げ、ごはんと旬の野菜のうえに乗せ、仕上げにオリジナルダレをかけて丼に。そこに薬味とお出汁を添え、丼で完結せずに様々な食べ方で愉しめるのがこのメニューのおいしいところ。贅沢和牛をあの手この手で味わいつくそう。

 

 

食べ方例を実食レポ付きで解説

全国から選りすぐった牛肉はその時のベストなお肉をセレクトしていて、取材時は奈良県産の和牛を使用。

まずは牛丼。甘辛いタレと牛の脂の甘みが相まっていい!お肉でお米と野菜を包むように食べると◎

次はさっぱりワサビと海苔で。爽やかなワサビの辛味が加わり上品に。レモンを絞るとさらに爽やか。薬味も季節によって異なり、冬は生姜やスダチなどが加わる。

すっきり頂いた後はオンザ温泉卵でまたまたガツンとすき焼き丼のようにして食べる。うまーい!

締めはお出汁で。かき込みたいところだけれど一瞬で失いたくないので、少しづつすくって味わう。

お肉の旨味が溶け出したお出汁と絡めてゆっくりフィニッシュまで満喫。

ごちそうさまでした!

淡路島肉丼製作所 牛と米

南あわじ市志知122-3

TEL.0799-53-6730

営業時間:昼11:00~14:00 夜17:00~20:00※予約の方は延長OK

不定休

IG:@ushitokome

 

 

 

3.mong carry

サスティナブル精神から生まれたカレー屋の鶏皮丼。

賄い風鶏皮ペッパー丼(ミニカレー付)

¥1,000

※賄い仕込みの為、提供がない場合あり

今年の初夏頃からこっそりと始めた裏メニュー丼は、カレースタンドらしくスパイスを利かせたパンチのある一品で、ごはんはもちろんターメリックライス。チキンカレーを作る際に余った鶏皮を救うためにできたメニューで、広島呉のご当地B級グルメの鶏皮味噌仕込みを、花椒や胡椒などのスパイスを加えたオリジナルな味わいに仕上げている。鶏皮の食感が苦手な人でもたのしんでもらえるよう、トッピングに食感のある野菜やフライドオニオンをプラス(が、しっかり煮込まれているので鶏皮自体の食感もそこまで気にならない)。花椒が利いて中華のようにも思えるし、ほっこり和食酒屋の煮込み系のようでもあり、どこか遠くにカレーも潜んでいる!?…多国籍な味わいが斬新。丼ものだけれど刺激的だからビールに合わせても◎紹介はしたけれど、あくまで裏メニュー。カレー屋さんであえてカレーを選ばない尖った方、もしくは鶏皮フリークはお試しあれ。ご安心を、ミニカレーもちゃんとついている。

アピールする気があるのかないのか店内にこっそり計4枚メニューPOPが貼られている。

ちょっとしたお遊びとしてお店に訪れた際は探してみるのも面白いかも⁉(他のお客さんの迷惑にならないようにね)

mong carry

洲本市本町2-3-11

営業日:木・金・土

営業時間:11:30~14:00L.O.

IG:@mong_carry

4.N‘cafe(長澤納豆店)

主役は『麹納豆』!カフェめしで嗜む納豆ごはん。

麹納豆丼(アボカドキムチ)

\1,000

『麹納豆』をみなさんはご存じだろうか。山形県の郷土料理で納豆に麹などを組み合わせた常備菜で、納豆特有の臭みは少なく、米麹の旨みや甘みが加わったマイルドな味わいが特徴。そんな麹納豆が主役の丼が食べられるのが、長閑な長澤地区の旧保育所でカフェを営むN‘cafe。東北出身の店主が長澤地区の方にふるまったところ好評だったのをきっかけにお店で提供することにしたんだそう。今回食べた麹納豆丼のトッピングはアボカドキムチ(他にも高菜やキーマカレー、季節ものとして山形のだし風トッピングなどもある)。丼だけどあえてごはんに乗せないスタイルだからそれぞれで食べても、オンザライスでも自由だー。

納豆丼の中身は雑穀米・麹納豆・温泉卵・アボカドキムチ・食べるラー油・サラダ。発酵食品がテーマのこちらのお店ではキムチも自家製。丼には旬の野菜を使用した小鉢&椀物付きで、小鉢に入っているポテトサラダはチーズが利いた大人な味わいがクセになる。ちなみにお米だけでなくピザでも麹納豆が楽しめる。手作り酵母で作ったピザ生地も3日かけて作っているそう。

編集部も実食。左から一つずつ麹納豆との組合わせを堪能した後に仕上げに全部乗せでかきこむ。ヘルシーおいしいが口いっぱいに広がる。納豆ごはんへのイメージが一変する一品だ。

「麹納豆」は販売もあり(¥500)今後はいろんな産地の豆を使用した納豆の販売も展開予定。

N‘café(長澤納豆店)

淡路市長澤620-2

TEL.090-1966-2725

営業日:第2・4土日

営業時間:12:00~売り切れ次第終了(L.O.16:00)

https://n-natto.com/

5.石挽きそば 丸中

揚げたてサクサクの島食材を丸中の味わいで食す。

特上天丼

1,480円

そば屋といえば、そばはもちろんのこと、『かえし』も重要。かえしとは、そば汁や丼などの基となる蕎麦屋の調味料のことを指し、こちらの店のかえしは創業当初から変わらぬ味で長年常連さんを虜にする「丸中」の味をだしている。そんなかえしが味の決め手となった天丼は、サクッと揚げたての鱧に穴子、海老、季節の野菜や淡路島といえばの玉ねぎなどが豪快にのっている。時期によって食材は異なるが、その時その時の淡路島の旬をこの一杯で満喫することができる。また、丼メニューに+450円~そばもセットにできるから、お腹いっぱい堪能したいならセットメニューがマスト。

丸中といえばの石挽きそば。こちらは、先代が自ら北海道幌加内まで足を運び選んできたこだわりのそば実を使用し、お店で毎日挽いている。そばの風味や味わい、食感をしっかりと味わいたい方は十割りそばがおすすめ。カツオと昆布、サバ節ひいただし汁と秘伝のかえしで出来ているそば汁にさっとつけて、ズルズルっと食べよう。

石挽きそば 丸中

淡路市志筑3112-4

TEL.0799-62-1650

営業時間:昼11:00~14:30 夜17:00~21:30

定休日:月曜日※月曜日が祝日の場合は火曜日

IG:@marunakasoba

 

 

 

〈取材・文〉ペコ子

 

ダン編集部

この記事を書いた人

ダン編集部

淡路島の地元情報誌ダンの編集部です。


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