2023.03.06

クリームに埋もれたい。

special issue

クリームが顔を埋めたいほど好き。

ちょっと添えてるだけじゃ物足りない…

そんな編集部イチの

クリームフリークが届ける

魅惑のスイーツをご紹介。

 

フルーツMIXサンド  ¥600

 

瑞々しいフルーツとクリームのアオハル感にときめく

真っ白なクリームの上でフルーツたちがそれぞれのフォルム&カラーを活かして思い思いに咲き誇る、フルーツサンドの断面は芸術だ。近頃はクリームもフルーツもたっぷりのものが多いのも、クリーム好きにはたまらない。こちらのサンドは、旬のフルーツを3~4種類使用。すっきりとしたオリジナルブレンドのクリームとフルーツが合わさると、青春を彷彿とさせる瑞々しく爽やかな味わいが口を埋め尽くす。「ブランジェリー・フルール」から仕入れるパンもふわっとモチっとやさしい安心感と名脇役感があって、とてもいい。

 

クリームのコト

上品な甘さとフレッシュなミルク感がフルーツのおいしさを惹きたてる。

 

Shop memo

お店の壁は、岩屋で親しまれている「岩屋ブルー」。遠くからでも目を惹く色がさわやか。

 

店内で販売しているカップも「岩屋ブルー」を採用。こちらはカップホルダーとしてもマグカップとしても使えるそう。便利!

 

IWAYA COFFEE 岩屋珈琲店

淡路市岩屋1007-1

TEL.080-4492-2130

営業時間 10:00~16:00(変動あり)

不定休

https://www.instagram.com/iwaya__coffee/

 

 

 

 

苺のシュー・ア・ラ・サブレ  ¥360

 

甘酸っぱい苺を2つのクリームがやさしい甘さで包み込む

大人の乙女心をしっかりとくすぐる見た目のシューは、サクッと香ばしいアーモンドクッキー生地にクリームを詰めた「シュー・ア・ラ・サブレ」の期間限定商品。バニラビーンズ香るカスタード&生クリームと旬の苺。出会うべくして出会ったお三方と香ばしいシューは食感が違えど、すべてが軽やか。店のコンセプト「ガトー・ナチュレ・アベック・アモーレ(自然なお菓子を、愛を込めて作る)」のもと、こだわりの素材で丁寧に作られたシュークリームは、飾らないおいしさがある。

 

クリームのコト

生クリームはもちろん、バニラビーンズ香るカスタードクリームが◎。

 

Shop memo

店内の壁には銅板で作られたロゴが。こちらのロゴは弁財天がモチーフになっている。

 

もともとあった工房を昨年店舗にリニューアル。建物の造形にレトロな雰囲気が残っていてかわいい。

 

弁天堂 BENTEN

淡路市志筑3254

TEL.0799-62-0059

営業時間10:30~なくなり次第終了

水・日曜日定休

https://www.instagram.com/awajishima.bentendou/

 

 

 

ベビーケーキのフォンデュ(生クリーム)  ¥550

※写真右はあずき入り

 

生クリームに沈めて、溺れるハートを私がすくう

一口サイズの愛らしいハート。一見、ベビーカステラに見えるけれど食べると全くの別物。ふんわり食感でやさしく添える生クリームも甘すぎないから、ポイポイとクリーム沼に沈めては口に運ぶのループを軽くこなせてしまう。こちらは、明盛堂で販売する「野球カステラ」を改良してできたケーキのようなオリジナルのスイーツ。何とでも相性が良く、フルーツやチョコなど、月替わりのアレンジ商品の展開もしている。子どもとのおやつタイムやお茶会などにみんなで食べても、一人で抱えて食べてもいいよね。

 

クリームのコト

別添えだから食べるときに好きなだけディップ可能なのがいい。

 

追記

添えるソースは生クリームの他に、神戸市長田にある味萬の抹茶・ほうじ茶を使用したコラボソースも。お茶の苦みが活きたソースはベビーケーキと好相性。

 

Shop memo

店主の両親が営む手焼きせんべい屋「明盛堂」の倉庫を改装して作った店舗。寄り添うように並んでいる雰囲気がいい。

店舗の横には娘さんと友人で描いた壁画が。絵のモチーフは、祖父の名「もりぞう」と祖母のあだ名「はっち」にちなみ、森・ゾウ・蜂。

 

 

Meiseido Baby castella factory

淡路市室津1931

TEL.090-4568-2389

営業時間13:00~16:00※なくなり次第終了

火・水・木曜日定休※祝日の場合営業

Info:土日は予約がおすすめ、お取り置きは時間外も対応可

https://www.instagram.com/meiseido.bcf/

 

 

生シフォン  ¥680※数量限定

 

口に含むとシュワっとなくなる儚さの虜なの

米粉を使用したしっとりもっちり食感のシフォンケーキを販売するフォーチュンには、インスタグラムのフォロワー限定の幻のスイーツが存在する。なんと賞味期限がたったの3分という刹那なシフォン。シフォンの口溶けに合わせてぎりぎりまでふわふわにしたクリームと一緒に頬張れば、シュワっと口の中で消える。高さでいえば20㎝近くもある大きさにもかかわらず、甘いひと時はあっという間。切ないけれど、また食べたくなる余韻がいい。

 

クリームのコト

口溶けシフォンに寄り添うふわほわ山盛りクリームが最高。

 

追記

ソースは人気のキャラメルやメープル、大人のコーヒー、マンゴー、和な味わいの黒蜜きなこ、抹茶などがあり、春は苺や桜のソースも登場予定なのだとか。※ソースは月替わり

 

 

Shop memo

看板や店のメニューボードは、もうすぐ80歳になる知り合いのお爺さんに書いてもらっている。柔らかい曲線の文字があったかい。

昨年で15周年を迎えたこちらのお店は、当初、福良の朝市でシフォンケーキを販売していたそう。

 

淡路島しふぉんの店fortune

南あわじ市福良甲1530-2

TEL.0799-52-3607

営業時間10:00~17:00※なくなり次第終了

火・水曜日定休

Info.今回紹介した商品は、インスタDMより要予約

https://www.instagram.com/fortune_awaji/

 

 

 

ロコパン     各¥200

※写真は、ハニー(上)・チョコ(左)・ホイップ(中央)、さくら※期間限定(右)

 

背徳感を抱きつつも、頬張らずにはいられない

揚げたパンにフリルのようなあざとホイップ、そこにとどめのごとくキラキラと粉砂糖を振りかければ悪魔の囁きのような魅惑スイーツが生まれる。もともとは店主の好物「あんぱん」を提供していたが、おいしいの探求の末に今のロコパンに。さらに、賄いでホイップを挟んで食べていたのを見たお客さんからの「おいしそう!」の一声でホイップ入りも誕生。ハニーやチョコなどのバリエーション展開も。こちらのロコパン、主婦から年配の方までファンも多く、毎日通うほど魅了された方も…。確かに堕ちずにはいられない。

 

クリームのコト

一足早い春が味わえる期間限定の桜ホイップは見た目もかわいい。

 

Shop memo

料理人歴30年の店主は料理以外にもデザインなども手掛けるそう。写真はオリジナルブランド「AWAJIAN」のトレーナー。

 

店内に飾られているキュートなこちらの犬の絵も店主作。

 

The Kitchen buono buono

洲本市本町5丁目4-26

TEL. 0799-24-2300

営業時間11:30~15:00(L.O.14:00)18:00~22:00(L.O.21:00)

水曜日定休

Info:前日までの予約制(1個からOK)

https://www.instagram.com/the_kitchen_buono_buono/

 

 

 

生苺大福ケーキ   ¥490

※期間限定(4月末頃まで)

 

ケーキにも大福にもなれる変幻自在さが魅力

コロンとしたフォルムの容器に入るのは、米粉のシフォンケーキを敷いた上に、白餡と苺を包んだ大福、それをクリームでさらに包み、苺ソースをトッピングした欲張りなスイーツ。使う食材はこだわって、できるだけ地元食材を使用しているのだとか。スプーンで食べるこちらのスイーツは、すくう場所によってケーキになったり大福になったり…味わいに変化が生まれるのがおもしろい。このスイーツを和菓子とするのか洋菓子とするのか…そんなことは「おいしい」の前では、大した問題でもないと思う。

 

クリームのコト

全てをまとめるすっきりコクのある生クリームがこのスイーツの鍵。

 

 

Shop memo

大阪でイタリアンのシェフをしていた店主が和菓子の魅力にはまり和菓子職人に。修業を積んだのち、今のお店をオープン。

店内には、店主考案の和菓子が並び、テイクアウトを含むと35種類ほどあるそう。

 

 

菓のん

南あわじ市神代地頭方955-1

TEL.0799-20-5048

営業時間10:00~18:00(L.O.17:30)

火・第2月曜日定休

https://www.instagram.com/kanon_awajishima/

 

 

編集後記

保育園のころの将来の夢は「ケーキ屋さん」。理由は単純で、自分がケーキ屋なら山のようにケーキが食べられるから。一番好きなのは苺のショート。あの三角の背の部分にフォークをいれ、たっぷりのクリームと遠慮がちなスポンジを一緒に食べるのがたまらない。ここが食べたくてショートを愛す。苺はモブだ。ほぼクリームで出来たシュークリームもいい。最近ではすべて生クリーム仕様のケーキの中にドライフルーツやナッツなどを入れたスイーツなんてのもあって、幸せが尽きない。ふわふわで儚いくせに高カロリーな憎さも一周まわって愛おしい。今回の特集も、どれも期待を裏切らないナイスな生クリームっぷりだった。クリーム好きな方は、ぜひともにクリームに埋もれよう。おしまい。

 

ペコ子

 

 

 

 

ダン編集部

この記事を書いた人

ダン編集部

淡路島の地元情報誌ダンの編集部です。


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