甘くてとろりとしたはちみつ。そのままでもよし、料理や飲み物に入れてもよし、体にもいい!?の万能な食べ物です。今回は知っているようで知らないはちみつのアレコレや、ギモンを解決!はちみつを使った商品や、島の養蜂家さんがつくるはちみつの紹介も。さぁはちみつの世界へ行ってみよ~!
<注意>1 歳未満の赤ちゃんがハチミツを食べると乳児ボツリヌス症にかかることがあるので、与えないようにしましょう。
\はちみつの気になることやレシピを教えてもらいました/
監修&取材協力・・・yukiさん
はちみつの魅力を多くの方に知ってほしいと、自らの経験と栄養士、パン講師の資格を生かしはちみつ講座を開くほか、はちみつを暮らしに生かすアイデアを雑誌やテレビなどで発表している。大正元年創業、三重県にある老舗養蜂園のはちみつ専門店「松治郎の舗」のはちみつライフアドバイザー・はちみつ料理研究家として活躍中。
IG:@yuki_honey38
松治郎の舗 https://www.matsujiro.shop/
ミツバチがお花に飛んで花の蜜を採って巣に持ち帰ってすぐに蓄えたものです。
詳しく説明しますね!
1.働きバチが花から花へ飛び回り、花蜜を集めます。1匹のミツバチが一生に集めるはちみつはわずかティースプーン1杯。
2.花蜜を集めた働きバチは、巣に戻ると内勤のミツバチに口移しで蜜を渡します。この作業は1日何百回も繰り返されます。
3.内勤のミツバチは巣に運ばれた蜜を、羽で仰ぎながら水分を蒸発させた後、巣穴に集めてはちみつを熟成させます。
4.蜜がたっぷり入った蜂の巣を取り出し、温めた蜜刀で蜜蓋をていねいに切り取ったら、遠心分離機に入れます。
5.巣が傷つかないように、遠心分離機をぐるぐる回転させます。蛇口を開けると、溜まったはちみつがとろ~りと出てきます。
6.抜き出したはちみつをフィルターで丁寧に濾して、不純物を取り除き完成です。
ひとこと・・・
ハチは怖いというイメージがあるかもしれませんが、ミツバチは人に危害を加えない昆虫です。見かけたら温かく見守ってあげてくださいね。
どのお花の蜜を集めるかによって香りや色が違いますよ。お好みのものを探してください。
常温で保管し、冷蔵庫には入れないようにしましょう。純度の高いものは賞味期限が2年とされています。はちみつは殺菌作用が強く、糖度が高いため基本的に腐ることはありませんが、はちみつの出し入れで濡れたスプーンを直接入れると、カビが生える可能性があります。
蓋をとって湯煎しながらゆっくり溶かしてください。このときはちみつの温度が55℃をこえないよう注意してくださいね。はちみつの中に熱に弱い成分があり、55℃以上一定時間熱を加えると、その成分が変化してしまいます。
vol.2へつづく・・・