2022.01.14

いい日に、ごちそうを。

special issue

ごちそうという言葉を辞書で引いてみると
「心を尽くして客をもてなすこと。また、その時に出されるおいしい料理」
と記されている。

特集


いい日に、ごちそうを。

今日来られるお客様はどんな方かな
この食材が入ったから、この料理でもてなそう
合わせる器はどれにする
お酒は・・・

そんな店主の気遣いが感じられる
丁寧でおいしい料理たち

お祝いをしたい日や
うれしいことがあった日、
頑張ったあとのご褒美に
心のこもった「ごちそう」をいただこう。

 

 

※特集内の金額は全て税込み表記

 

 

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Osteria della Capanna

 

すぐそばの恵みを味わう本格イタリアン

目の前には海、裏には山がそびえ、店の隣の畑には野菜や果物が実り、その奥には平飼いの鶏がひなたぼっこ。

縁側には収穫したカボチャが置かれ、大根が干されている。

身近な恵みと淡路島の食材で生み出すイタリアンは、5年間イタリアで料理人をしていた店主が作る本格派。

前菜、メイン、パスタの麺やパン、デザートまで…すべて自家製にこだわった料理は、どれも食材の旨みが際立つ。

 

佐野の山で獲れた猪と春に収穫したエンドウ豆を乾燥させたものを、
御井の清水と淡路島の塩でシンプルに仕上げた煮込み料理。
(おまかせコース¥7,500のうちの一品 ※日により異なる)

 

大きな窓からは海が見え、食事とともに
移ろう海の表情が愉しめる。

 

 

 

 

 

 

古民家を改装した店内には、点在する照明と
窓から差し込む陽ざしが光と影を生む。

 

店の玄関横には、全店舗で使用していた壁画が。

カウンターで食事を楽しむ風景が描かれている。

 

イタリアンとともにナチュラルワインが飲める。

 

 

シェフ
池田 敬之さん
「きちんとしたイタリアンを味わってほしい」という思いから、あまり手に入らない西洋野菜や果物などを畑で自ら作るように。

 

shop   date

Osteria della Capanna

淡路市佐野235
☎090-9257-9949
11:30〜14:00(金・土・日・月)18:00〜22:00(金・土・日)
定休日:火・水・木曜日
Info:2日前までの完全予約制

https://www.instagram.com/osteria_della_capanna/

 

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割烹はと

 

日本食の“粋”を五感で愉しむ

港町の小道を進み、暖簾をくぐるとカウンターに立つ店主が迎えてくれる。

刃を入れ、焼き、盛る…、目利きで選んだ島食材たちが、店主の手により繊細な料理へと変貌する様をカウンター越しに眺めるのも一興。

完成した料理は、箸を入れるのを躊躇うほど美しく、素材を活かした味わいに唸る。

器は島内の作家さんのものを。お椀の柄や添える葉などにも季節が感じとれる趣あるもてなしは、日本食ならでは。

 

 

 

 

 

オリジナルの自凝雫塩で味付けした、鰆の炙り塩たたき。

淡路島産の天然ウナギのうざく、自家製カラスミの餅巻揚げなどが入った八寸。

近海で獲れた足赤エビのしんじょ。(懐石コース¥8,800の中の数品 ※日により異なる)

 

 

 

藁で鰆を炙っている様子。
出汁は羅臼昆布と指宿のカツオ節を使用。

 

板前
吉田 忠司さん
120年続くこの店の五代目店主。「お客さん目線」を大切に、丁寧なおもてなしを心がけている。

 

shop   date

割烹はと

洲本市五色町都志万歳523-2
☎0799-33-0001
○L12:00〜14:00
18:00〜22:00
定休日:火曜日
Info:1日前までの完全予約制
正月の営業は7日〜
https://kappou-hato.com/

 

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Restro_ Le 5 Mai

 

フレンチを気軽に嗜む

フランスで修業経験を積み、ホテルで料理長をしていたシェフが2021年に独立し自身の店を開業。

振る舞う料理には、地元農家の新鮮な無農薬野菜がふんだんに入る。

メインは淡路牛や近海で獲れた魚を使用し、オープンキッチンでゲストのペースに合わせて料理が作られる。

価格も良心的で、シェフ渾身のフレンチが堪能できるのは嬉しい。店内もレトロであたたかみがあり、心地よい。

 

 

 

 

自家製のハムやテリーヌなどが野菜とともに彩りよく盛られた前菜。メイン料理の淡路牛ソテー。

(ル・サンク・メ コース¥5,500の中の数品 ※前菜は日により異なる ※夜限定)

 

 

赤の天井に映える漆喰とシャンデリア。

 

 

アンティーク好きのシェフのコレクションがカウンター横の棚に可愛く並ぶ。

 

 

 

 

 

店内に点在するシェフのお気に入りコレクション

 

 

 

シェフ
谷 直樹さん
店名の意味の「5月5日」はシェフの誕生日。

元は喫茶店だった店舗の改装を、シェフ自らが携わり塗装や看板づくりも行ったそう。

 

shop   date

Restro_ Le 5 Mai

淡路市志筑1386-2
☎0799-70-5118
○L11:30〜14:30(L.O.)
17:30〜20:30(L.O.)
定休日:水曜日+不定休
Info:正月の営業は3日〜
Instagram:@restro_le.5.mai

 

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フィーコカフェ ミャゴラーレ

 

テーブルをキャンバスに料理で描く

津井の山中、民家に紛れてひっそりと佇む店に入ると、大きなダイニングテーブルが。

そこには、メインに野菜を使用した創作料理たちが華やかに並び、まるでパーティーに招待された気分になる。

柿とクリームチーズ、牛肉をお揚げで包んだものや、ブルーチーズとレンコンに豚肉を合わせたものなど…

和とも洋とも言えない組み合わせの妙に、料理を楽しむ店主のセンスが感じられ、とてもおいしい。

 

 

自宅の畑や近くの農家さんから仕入れた野菜が料理の主役。(写真は料理の一部)
手前の器は、「甍ト」さんの淡路瓦タイルを使用。

 

 

趣向を凝らした料理たちが皿一杯に並ぶ。

(肉ありのおまかせ¥3,850の中の一品 ※日により異なる)

 

 

ハーブがたっぷり入った爽やかなハーブティー。
店内には小物販売も。
写真は今年の干支のトラの置物。

 

シェフ
原 恭子さん
お酒好きのシェフが作る料理はお酒とも相性抜群。店内にはシェフセレクトのビールや焼酎、日本酒やワインなどが並んでいる。

 

shop   date

フィーコカフェ ミャゴラーレ

南あわじ市津井2754-3
☎0799-38-0515
定休日:不定休
Info:2日前までの完全予約制
昼夜ともに一組限定
正月の営業は7日〜

 

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Awajishima Dining 暁

 

和洋折衷という名の贅沢

シンプルでスタイリッシュな店内には、大きな窓が左右にあり

右には山、左には海が見え、その景観を窓という額縁越しに眺めることができる。

「淡路島の食材を丸ごと食卓へ」をコンセプトに作られる和洋折衷の料理は、

メインにステーキ、その後にお寿司…と、和食と洋食のごちそうが一度に味わえて面白い。

両方を同時に味わえるのはなかなか珍しいが、この贅沢感がたまの「いい日」にはとても良い。

 

 

 

真空低温でじっくり火入れした後に焼いた淡路牛は柔らかくフォアグラとトリュフが入ったペリグーソースとも好相性。

地元の魚屋から仕入れたネタが豪快に。(おまかせBコース¥8,250の中の数品 ※日により寿司のネタは異なる)

 

 

 

昼間の海と日の入りの海の景色。夏は目の前の海に日が沈む様子が見られる。

 

シェフ
三木 健太さん
和食屋で板前をし、中華料理屋で鍋を振り、洋食屋でも料理を作っていたというオールマイティーな経歴を持つ。

 

 

shop   date

Awajishima Dining 暁

淡路市尾崎4399-1
☎0799-70-5232
○L11:30〜22:00
定休日:不定休
Info:1日前までの完全予約制
※ランチメニューは当日予約可(金・土・日・月のみ)
正月の営業は7日〜(SNS要確認)
https://awajishimadining-akatsuki.com
Instagram:@akatsuki_awaji

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダン編集部

この記事を書いた人

ダン編集部

淡路島の地元情報誌ダンの編集部です。


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