全国的にもその名を轟かせる「淡路島のたまねぎ」
その美味しさの理由って、淡路島に住んでいてもなかなか知ることがないですよね。
なので今回は、いつも食べている淡路島のたまねぎの美味しい理由や、
さらにおいしく食べられる方法などを取材してきました!
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淡路島たまねぎがおいしい理由
淡路島のたまねぎは秋に種をまき、冬を越えて3〜6月に収穫される。
なんと、日本で一番長い時間をかけてじっくりゆっくりと育てられるだとか。
島のミネラルを豊富に含んだ肥沃な土地と穏やかな気候、農家さんの愛情が揃って、
甘さと旨みのある柔らかなおいしい「淡路島たまねぎ」ができるのです。
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たまねぎ小屋で寝かせて旨さアップ
早生※の品種は、日持ちのしない品種なので根が詰まるとすぐに収穫されます。
一方、日持ちのする品種の中生・晩生※は葉が倒れてから約一週間、田んぼでじっくりと完熟を待ってからの収穫に。
そして収穫された玉ねぎは、初夏になると「玉ねぎ小屋」に吊るされて乾燥させます。
風通しの良い場所で貯蔵することにより、葉の養分が球に降りて一層甘くておいしい淡路島たまねぎになるのだとか。
収穫までにもじっくり時間をかけているのに、さらに乾燥にも時間をかけているなんて…
そりゃおいしいワケだ。
何気なく眺めていたこの小屋にはそんな大切な役割があったのですね。
皆さんも淡路島ならではの景観「たまねぎ小屋のある風景」を
ドライブする際には注目してみてみると楽しいかもしれませんね。
※早生(わせ)とは…
「新たまねぎ」と呼ばれる品種で、3月〜4月に短期間で収穫されます。
こちらはフレッシュな味わいで、サラダにして食べると美味しい!
※中生・晩生(なかて・おくて)とは…
5月以降に収穫される品種で、茶色い皮が特徴です。
旨みやコクが詰まっているから、煮込み料理や炒め物などにおすすめ。
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おいしい玉ねぎの○○○
淡路島に玉ねぎをよりおいしく食べるためのあれこれをご紹介します。
まずは選び方!
早生→玉ねぎの首部分がしっかり詰まっていて、表面にツヤがあり柔らかいものが◎
中生・晩生→玉ねぎの首部分がしっかり詰まっていて、皮にツヤがあり固いものが◎
次に保存方法!
早生→保存に向かない品種です。冷蔵庫に入れて早めに食べましょう。
中生・晩生→ネットに入れて、風通しの良い軒下などに吊るすと数ヶ月保存可能です。
皮を剥いて冷蔵保存すると、目が痛くなりにくいのだとか。
※剥いて冷蔵庫に入れたら早めに食べましょう。
最後に切り方!
食感を残したいなら・・繊維に沿って縦に切ると食感が残り、崩れにくいです。
おすすめ料理:チャーハンや野菜炒めなど
柔らかく甘みや旨味を引き出したいなら・・繊維を断ち切るように横に切りましょう。
おすすめ料理:シチューやハヤシライスなど
監修・取材協力
あわじ島まるごと直売所 美菜恋来屋
南あわじ市八木養宜上1408
TEL.0799-43-3751
(文 ペコ子)