2022.10.12

知りたいハチミツ vol.4

special issue

島にはどんなはちみつがあるの?

蜜のしずく(春蜜・夏蜜・秋蜜)

3,000円(60g)

季節ごとに味の変化が楽しめるはちみつは、ハーブのようなフルーティーな味わいの「春蜜」、春蜜+夏の花蜜をブレンドし、コクが特徴の「夏蜜」、春蜜と夏蜜に秋の花蜜をブレンドし、深い味わいが人気な「秋蜜」の3種類。巽さんは蜜源に力を入れており、マヌカツリーなどを蜜源に植えている。マヌカの花蜜が溶け込んだこのはちみつは特に希少なんだとか。

子どもたちにおいしいはちみつを食べさせてあげたいと養蜂家になった巽さんは、東京の展示会にも出店するなど全国にもファンが多い。こちらは全国でも珍しい「盛り上げ方式」で採蜜することで透明度が極めて高く、香りや風味が深いはちみつに。この方法だと採蜜量が通常の1/7になるので、とても貴重なんだそう。

巽養蜂園
洲本市下加茂47
TEL.0799-22-4633
受付時間13:00~18:00
来店前は事前にご連絡をお願いします ※雨天時は休み
IG:@tatsumi_nihonmitsubati5583

[販売場所]
美菜恋来屋・御食菜采館

 

百花蜜はちみつ

1,944円(300g)

白土さんの自宅は諭鶴羽山のふもと。春はレンゲ・菜の花、夏はひまわり・くり、秋はコスモス、冬は水仙・サザンカと季節ごとにたくさんの美しい花が咲く。もともと景観のために植えていたが、今は野山の蜜源に加え四季を通じて蜜源植物が開花するように色々と工夫している。豊かな自然がいっぱいの場所は、きっとミツバチにとって最高の住処なはず。

偶然見た雑誌がきっかけで徳島の養蜂研究所を知り、夫婦で養蜂を学び始めた。友人や知人がおいしい!と言ってくれることが何よりの励みなんだそう。昨秋はスズメバチがミツバチに襲撃され1/3の巣箱が全滅。今年は絶対守る!と意気込んでいる。

SHIRATSUCHI HONEY
南あわじ市神代浦壁848-9
TEL.0799-42-7114
IG:@hideyan858

[販売場所]
現在は友人・知人と紹介のみの販売
今後採蜜量を増やして、販売の幅を広げられるようにしたいと思っている

 

淡路島産百花蜂蜜

1,100円(150g)

「ふだん見ることが出来ないものにとても惹かれたんです」と、ハチの巣を見たことがきっかけで養蜂の世界に入った木村さん。岡山で養蜂を行っていたが、2015年にUターン。木村さんのはちみつは採蜜してすぐに瓶づめするので、「フレッシュで香りがいい」と評判。「ミツバチって賢くてかわいいんですよ」と教えてくれた。

木村さんはセイヨウミツバチとニホンミツバチを養蜂しており、両方の生態を学ぶことで、一層発見が多いんだそう。瓶のラベルには採取した月と、そのときのはちみつの特徴が書かれていて、味がイメージしやすいよう工夫している。

木村養蜂場
淡路市谷21
TEL.080-3057-1408

[販売場所]
北淡路オリーブ園Araya・フローラルアイランド・淡路上りSA直売所・御食菜采館・あわじ花さじき産地直売所・バード物産展

 

淡路島スムージー  オリーブ&ハニー 680円

淡路島へのUターンや移住のタイミングが重なり、これから一緒に淡路島を盛り上げていこう!と意気投合した3人が、島には食材が豊富なのに名物と呼ばれるスイーツが少ないと感じ、名物スイーツをつくるため「淡路島スイーツラボ」を設立。第一弾は「苺のハニーポット」、第二弾がこちらのスムージー。淡路島牛乳にバナナ、はちみつとオリーブオイルをプラスし、味にまとまりをもたせるためオリーブの葉をパウダー状にしたものを仕上げにプラス。素材の良さを充分活かし、オリーブの風味とはちみつのやさしい甘さ、バナナのまろやかな果肉が味わえる。

淡路島スイーツラボのみなさん。
(左から)北淡路オリーブ園Arayaの顕谷さん、星の果実園の播磨さん、木村養蜂園の木村さん。ピンクのジャケットはメンバーみんなでおそろい。

[販売&お問合せはこちら]
星の果実園
洲本市塩屋2丁目1-45
TEL.0799-70-7300
10:30~18:30
定休日:不定休

はちみつって奥深いんですね。とても学びのある特集でした。
これからはホットがおいしい寒い季節がやってくるので、
ドリンクに入れたり等、たくさんはちみつを楽しみたいと思います。
もちろん、ミツバチに感謝しながら・・・

<撮影/文:チル子>
※写真は一部提供分あり
情報は2022年9月末時点のものです。

ダン編集部

この記事を書いた人

ダン編集部

淡路島の地元情報誌ダンの編集部です。


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