2023.01.12

新年に乾杯

special issue

あけましておめでとうございます。

めでたい年の始まりに

おうちで愉しめる

すこしリッチな海鮮おつまみをご紹介します。

 

走るように過ぎ去った師走の疲れをいやし

新年の門出の喜びを分かち合いながら

家族や仲間とみんなで乾杯。

 

お酒が苦手な方でも楽しめるおいしい提案付

 

 

 

淡路島えびす鯛(献上鯛)

1,080円(一匹)

 

淡路島えびす鯛とは淡路島で水揚げされる天然鯛の総称。中でも南あわじ市丸山漁港で獲れるものは「献上鯛」として有名で、山田海産物ではこの献上鯛を一夜干しにしている。干されることにより味が詰まった鯛は、塩焼きや蒸し焼き、鍋の具材にと、とても万能。

 

食べてみた。

献上鯛の旨みが凝縮された一夜干しに舌鼓

今回はシンプルに焼きでいただく。焼きたてでは、まず表面を箸で少しめくり、ふっくらとした身を味わう。個人的に好きなのは、干物の骨の周りや少し水分が抜けて引き締まった身の部分。少し手間のかかる部位に苦戦しながらも、それすら食事の楽しみととらえて、じっくりと向き合う。噛むほどに広がる鯛の上品な旨みを味わいながら、とっておきのお酒をふくむ。あ~しあわせ。

 

合わせるお酒はコレ

辛口白ワイン 日本酒

 

 

パスタにしても◎

いつものペペロンチーノや和風パスタに、焼いた献上鯛の身をほぐして和えれば、鯛の旨味がプラスされたワンランク上の味わいに。

 

山田海産物

南あわじ市福良丙28-18

TEL.0799-52-0194

営業時間:8:00~17:00

Info:御食菜采館・美菜恋来屋でも販売中、ネット販売あり

https://www.kaisanbutsu.jp/

IG:@yamada_kaisanbutsu.awaji

 

カンジャンセウ

1,250円(5尾入り)

昨年の1月にオープンしたキムチ専門店「淡路島キムチ」。大阪の鶴橋出身の店主が作る淡路島の新鮮な食材を使用したキムチ販売のほか、店内では本格韓国料理が楽しめる。自家製カンジャンセウ※は、淡路島の塩や玉ねぎなどを使った特製ダレで海老を漬け込んでいる。

 

※カンジャン=醤油 セウ=海老で、海老の醤油漬けのこと

 

食べてみた。

新鮮な淡路島食材を韓国料理で堪能

購入したときは殻がついた状態の海老をむいた後にもう一度、醤油ダレが入ったパックの中に戻し、やさしく揉み込むべし。このひと手間で海老にしっかりとタレが染み込む。タレを纏った甘みと弾力のある海老は、含むと濃い旨みが口の中を充たす。最近ではスーパーやコンビニなどで手軽に購入できるようになったソジュ(韓国焼酎)とあわせると家にいながら旅行気分でほろ酔えていい。

合わせるお酒はコレ

ソジュ ビール

ご飯好きには丼がおすすめ

ごはんに韓国のり、海老の身をのせる(のせる前につけダレに漬け込むと◎)。卵黄とアクセントのごま油を少々、お好みでコチュジャンをのせ、仕上げにつけダレをかければ完成。ごはん好きにはたまらない、ノンストップなおいしさ。

 

淡路島キムチ

洲本市本町2-3-2

TEL.0799-20-5605

営業時間:11:00~18:00

Info:ネット販売あり

https://awajisima-kimchi.com/

IG:@awajishima.kimchi

 

 

淡路島3年とらふぐ白子

100g2,160円~

全国で養殖されるとらふぐは2年で販売されるが、福良産のとらふぐは3年かけて自家漁場で丹精込めて育む。餌や管理にこだわり、日本一潮の流れの速い大鳴門海峡付近の福良湾で育てたとらふぐの白子は、大きく特有の甘みと濃厚な味わいが特徴。

 

食べてみた。

クリーミーで濃厚な白子を贅沢に味わう

立派な白子を存分に味わいたくて、あえて切らずにそのままバーナーで表面に焦げ目がつくくらいしっかりと炙る。炙ることで身が少し縮むが、それでも十分大きい。最初は塩。塩味により、引き立つ濃厚な白子の旨みとクリーミーさ、アクセントのように炙りの香ばしさも加わってただただおいしい。お酒との相性も言うまでもない。薬味を足すつもりがこの食べ方にはまり塩のみで完結。うまい。

 

合わせるお酒はコレ

ひれ酒 日本酒

てっちりの〆めしに

てっちりの時に少しだけ白子をとり置き、最後の〆の出汁に溶いて雑炊に。贅沢な白子雑炊は満腹でも唸る味わい。

 

若男水産

南あわじ市福良甲21-31

TEL.0799-52-3561

営業時間:8:00~15:00

Info:ネット販売あり

https://3nen-torafugu.com/

IG:@wakao.suisan

 

 

 

おいしい酒の肴があるなら

お酒も紹介したい・・・

ということで

dan×千年一コラボ

カップ酒を作りました。

 

カップ酒で乾杯

実は淡路島の地元情報誌danは今月でvol.300を迎えます。こんなに長く続けられたのも、いつも楽しみにしてくださる読者さまがいてくれたからこそ。そこで、感謝とお祝いの気持ちを込めて、カップ酒を作りました。島のおいしいものと一緒に呑んでくれると嬉しいです。

イラストは編集部3人で描きました。それぞれのイラストを写真のように並べると「dan」という文字になります。

 

中身のお酒をご紹介

特別純米原酒「愛酒(ロマンス)」

女性読者が多いdanとのコラボ酒ということで、女性の方でも気軽に楽しめるお酒として、千年一酒造さんで販売されている「愛酒(ロマンス)」をご提案いただきました。お米を60%まで磨いた特別純米酒を、加水せず原酒のままカップに詰めています。低アルコール(8~9%)で、爽やかなワインを思わせる味わいが特徴のおいしい日本酒です。

購入できるのは・・・

千年一酒造さんの酒蔵にて、1本¥660で販売しています。数量限定なので気になる方はお早めに。※2023年1月発売

取材に伺った日に大吟醸の仕込みを行っており、少しだけ特別に見学をさせてもらいました。

 

千年一酒造株式会社

淡路市久留麻2485-1

TEL.0799-74-2005

https://sennenichi.co.jp/

 

 

ちょっと知っておきたい日本酒の豆知識

 

日本酒の名称をすこしだけご紹介

純米酒・・・原材料が米・米麹のみ

吟醸酒・・・米・米麹に醸造アルコールを含む。精米歩合※60%以下

純米大吟醸・・・米・麹のみの原料で精米歩合50%以下

※精米後の白米の割合。

 

原酒とは?

日本酒は出荷前に水を加え、味わいやアルコール数を調整しますが「原酒」は加水せずに瓶に詰めています。

 

日本酒度

辛口・甘口の分類に用いられる日本酒度。+と-で表記し、+が多いほど糖度のすくない辛口で-が高いほど甘口とされます。一般にこの日本酒度の数値が甘辛度の目安とされていますが、あくまでも目安です。

 

〈撮影・文 ペコ子〉

 

 

ダン編集部

この記事を書いた人

ダン編集部

淡路島の地元情報誌ダンの編集部です。


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