\見てたのしい、食べてたのしい/
いけす自慢の旨い店
生簀を持つ淡路島の飲食店や魚屋さんを
まさかの生簀中心に取材してきた。

扉を開けると、目に飛び込んでくる
大漁旗と生簀にココロオドル!
野島とれとれ市場

もともとつっかけサンダルの工場倉庫だったという場所に、色とりどりの鮮やかな大漁旗とともに大小4つの生簀が並ぶ。週末になると、地元の漁協から仕入れた天然の魚で埋め尽くされ、小さな水族館のよう。生簀の魚をメインに鮮度抜群のネタをすし飯が見えないぐらいのっけた大判振る舞いの海鮮丼や穴子のふわふわ箱寿司が人気。



〈info.〉
淡路市野島蟇浦500-1
tel.0799-70-1398
営業時間 11:00〜18:00
(月曜は14:00まで)売切次第終了
定休日 木曜日
IG:@bentenmaru2262
※テイクアウト可
※魚が多いのは週末の金土日
※店内はエアコンがなく、冷風機のみ

こだわりの生簀に魚介満載。
お魚パラダイスを目でも舌でも楽しもう。
鮮魚 花光(はなみつ)


広い店内に存在感強な2種類の生簀。伊勢海老やアジ、鯛など主に由良漁港で水揚げされた近海の魚が悠然と泳ぐ。取り扱う量が多いため、店の生簀だけでは間に合わず、近所にさらに大容量の生簀だけの倉庫もある。個人的に嬉しかったのは「自称生簀マニア」という店員さんがいること!ワンコインから買える刺身も魅力的すぎる。


〈info.〉
洲本市本町4-4-10
tel.0799-24-5544
営業時間 9:30〜18:00(売切次第終了)
定休日 木曜日
www.sengyo-hanamitsu.com
※イートインあり

▲店舗近くの倉庫にある年代物の生簀も特別に見せてもらった。季節柄、左側には大量の鱧、右側奥には一匹づつ赤いネットに入れられた蛸がいた。ネットに入れて袋口を厳重に絞ってないと、水槽をすり抜け、扉付近まで自力でやってくるそう。「暗闇でどこが扉かわからないはずなのに、朝来たら玄関口におるねん。蛸ってほんま頭ええなあと感心させられたわ」。

「いかす、いけす_壱」の取材でご協力いただいた
とっくりさんにも聞く。
元気に泳ぎまわる旬の地魚に子供たちは釘付け。
味処 とっくり

地元っこに長年愛される漁師町の居酒屋。毎晩ご主人が腕を振るう厨房の後方に生簀がある。好みのお魚でお刺身はもちろん、焼き魚や煮つけなどのリクエストができる。また、蛸の天ぷらは店の名物。「とくに小さなお子さんは生簀を見るなり、ずっと夢中やわ。お客さんが喜んでくれるから、手間はかかるけど生簀はずっと続けたいね」。

〈info.〉
南あわじ市福良甲512-91
tel.0799-52-1388
営業時間 17:00〜23:00 (22:00 LO)
定休日 火曜日・第4月曜
》写真・文 ぽん
情報は2025年7月時点のものです