2025.07.03

いかす、いけす_参

special issue

生簀を持つ淡路島の飲食店や魚屋さんを
まさかの生簀中心に取材してきた。

もともとつっかけサンダルの工場倉庫だったという場所に、色とりどりの鮮やかな大漁旗とともに大小4つの生簀が並ぶ。週末になると、地元の漁協から仕入れた天然の魚で埋め尽くされ、小さな水族館のよう。生簀の魚をメインに鮮度抜群のネタをすし飯が見えないぐらいのっけた大判振る舞いの海鮮丼や穴子のふわふわ箱寿司が人気。

▲ここ最近で一番の「映え」に出合う!もちろんこの席で海鮮丼を食べた。
▲海鮮丼(¥2,750)
▲穴子の箱寿司(¥1,512)

〈info.〉
淡路市野島蟇浦500-1
tel.0799-70-1398
営業時間 11:00〜18:00
(月曜は14:00まで)売切次第終了
定休日 木曜日
IG:@bentenmaru2262
※テイクアウト可
※魚が多いのは週末の金土日
※店内はエアコンがなく、冷風機のみ

〈info.〉
洲本市本町4-4-10
tel.0799-24-5544
営業時間 9:30〜18:00(売切次第終了)
定休日 木曜日
www.sengyo-hanamitsu.com
※イートインあり

▲店舗近くの倉庫にある年代物の生簀も特別に見せてもらった。季節柄、左側には大量の鱧、右側奥には一匹づつ赤いネットに入れられた蛸がいた。ネットに入れて袋口を厳重に絞ってないと、水槽をすり抜け、扉付近まで自力でやってくるそう。「暗闇でどこが扉かわからないはずなのに、朝来たら玄関口におるねん。蛸ってほんま頭ええなあと感心させられたわ」。

「いかす、いけす_壱」の取材でご協力いただいた
とっくりさんにも聞く。

地元っこに長年愛される漁師町の居酒屋。毎晩ご主人が腕を振るう厨房の後方に生簀がある。好みのお魚でお刺身はもちろん、焼き魚や煮つけなどのリクエストができる。また、蛸の天ぷらは店の名物。「とくに小さなお子さんは生簀を見るなり、ずっと夢中やわ。お客さんが喜んでくれるから、手間はかかるけど生簀はずっと続けたいね」。

〈info.〉
南あわじ市福良甲512-91
tel.0799-52-1388
営業時間 17:00〜23:00 (22:00 LO)
定休日 火曜日・第4月曜

》写真・文 ぽん
情報は2025年7月時点のものです

ダン編集部

この記事を書いた人

ダン編集部

淡路島の地元情報誌ダンの編集部です。


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