淡路島の沿岸をめでるこのコーナー。
前回に引き続き、
いつもの海岸沿いから山間へと趣をかえてお贈りする。
〜諭鶴羽ダムにはいつの間にか着いていた〜
オニオンロードから県道に折れ、三原川から諭鶴羽川へ遡上していくような心持ちで車を走らせる。
諭鶴羽ダムへの道は、道幅も広くて綺麗に整備されていて、曲がり角も少ない。
いつの間にやら、あっけなくダムの天端へと到着していた。
天端の通路は、トラック2台が対向できるほど広い。
今回訪れた5つのダムの中で一番の広さだった。
休憩中の営業車がちらりほらり。
時間は午前11時ごろ。早めのお昼休みか。
それともサボタージュ中……?
天端から洪水吐を覗き込む。
写真右上にあるのは「ゆずるは荘」という施設。
宿泊できてテニスコートもあり、地域住民に親しまれている。
諭鶴羽湖をのぞむ。
周辺は公園として整備されて、桜の名所として知られる。
また6月にはゲンジボタルのスポットとしても有名だ。
そして諭鶴羽ダムで個人的に一番の見どころは、この壁画。
誰がどういう経緯で描いたものか、またモチーフは何なのか、全く知らない。
でもこの躍動する色彩とラインにいつも胸打たれる。
ただし、やたらと落書きが多いのはトホホなところ。
きっとこの絵の持つチカラに感化された若者たちが、その持て余したパワーをぶつけたのだろう。
壁画に返さず、自分たちの新しいキャンバスにぶつけてほしかったな。
〜次のダムの前に、ちょっと寄り道〜
諭鶴羽ダムから、次の牛内・大日ダムへと続く道の途中に、久しぶりにちょっと立ち寄りたい場所があった。
整備された道路から脇道にそれ、細くて未舗装の悪路を暫く進む。
車体がガタゴトと跳ねる。
一応、我が愛車はアクティブ4WD仕様なので(いつもはFFだけど必要なときだけ四輪駆動に切り替わる)、今こそ秘めたる真価を発揮するときだ!と期待したが、今回も四輪駆動は発動しなかった。今まで四輪駆動のランプが点いたのを見たことがない。本当にその機能この車に付いてるのかな……と不安にもなる。
ここが知る人ぞ知る穴場、
宮ヶ谷池である。
バス釣りの人たちには定番の場所かもしれない。
この日もちらほら釣り人を見かけた。
だが私がここに来るのは、良好な釣り場としてじゃなく、入り組んだ地形の面白さをめでるためである。
池の中に離れ小島のようなところがあったり。
池を突っ切る土手があったり。
地図で上から見るとこんな感じ↓(グーグルマップより)
元は一つの長細い池をいくつもの土手で区切ったような。
その場に立って眺めると、かなり入り組んでいるような印象を受ける。
そこがアングラーたちにも愛される理由だろう。
〜そして次のダムへ〜
ふたたび舗装された道へ戻り、
車を次のダムへと向ける。
この切通しを抜けると、まもなく次の目的地である。
ここも興味深い場所で、法面の工法が左右で違う。
こういうのを法枠工というらしい。
ワッフルみたいだなと思っていたら、この前タモリ倶楽部でMJ氏が取り上げてたみたい。
同じこと考えるもんだよなぁ。