皆様ごきげんよう、酒乃アテ美です。
本日のアテーマを発表・・・の前に、
“日本三大珍味”と呼ばれる品をご存じでしょうか?
世界三大珍味がキャビア・トリュフ・フォアグラと言うのは
そこそこ有名だと思いますが、その日本版にあたるのが
“ウニ・カラスミ・コノワタ”であると江戸時代頃より言われています。
ウニは雲丹、カラスミはボラの卵巣の塩漬けを乾燥させたもの、
コノワタはナマコの腸の塩辛。
そして今回のアテーマはそれら三大珍味に引けを取らないであろう逸品、
「コノコ」です。
なぜ冒頭で唐突に三大珍味の話をしたのかと言うと、
コノワタの原料がナマコの腸であるのに対して、
コノコはナマコの卵巣なのです。
しかもコノワタよりもさらに希少な部位であり、
出来上がるまで非常に手間のかかる高級珍味!
生産地によって呼び名も変わるらしくクチコやバチコとも呼ばれ、
主に能登半島や山口県などで生産加工されています。
…とまぁ前説が長くなってしまいましたが、
実はこの「コノコ」淡路島でも作られているのです。
360度海で囲まれた海産物の宝庫である淡路島は良質なナマコも獲れるそうで、
しかもその生産加工に特化した水産会社があるとのこと。
約4年前…その噂を聞きつけた珍味ラバーのアテ美は、
何のコネも紹介もないままその好奇心だけを胸に突撃会社訪問。
そして、出会った~「品川水産の‶ この香 ″」
太陽に透かすと金色に輝くそのグラデーション、
黄金比を思わせる洗練されたトライアングル、
そして何よりも鼻腔を挑発する「海」そのものの芳しい香り!
画面上でお伝え出来ないのがなんとももどかしい…。
品川水産さんのコノコはその馥郁たる香りを纏うこだわりの商品に
愛を込め“この香”と名付けたそうです。
そしてその香りは炙っていただくとまたさらに、、、
ファービュラスッ!!!!!!
マーベラス!!!!!
ふぁんたすてぃぃぃっく!!!!!!!!!!!
(ハァハァ)
ふぅ。
取り乱しました。
香りは海、オーシャン。
では味は??と申しますと、塩辛くてクセがあるのかと思いきや、
かなり上品で複雑なお味なんです。
冒頭にも申しました日本3大珍味が全員集合したらこんな味になるんじゃね?
という感想がよぎりました。
ウニのような鼻に抜ける磯の香り、カラスミのようなねっとり感、
そしてコノワタのような濃厚なコク。
まさにクイーンオブ珍味
(♬バックミュージックはWe Are the Champions)
平安時代には朝廷への献上品であったことも頷けます。
(さらにコノコ雑学として、魯山人の著書やアニメサザエさんにも珍味の回で登場したらしい)
このこに合わせるのは間違いなく日本酒。
ただ、パスタにしたり調理次第ではワインにもイケそう。
愛が深すぎてもういくらでも語ってしまいそうなので、
今日はこの辺でお開きとしましょうか・・・笑
それではまた。
※ちなみに品川水産さんの「この香」のネット販売はやってないですが、
ホームページのお問い合わせから連絡すると在庫があれば売ってくれるそうです。
直営店舗はないので、くれぐれも私のように急な会社訪問はおやめくださいネ☆
(めちゃ優しくしてくださったけど)